といった表現が使われますよね。
この午後いちと昼下がりは似ているようで、ニュアンスが異なる言葉です。これらの違いを詳しく見ていきましょう。
◇「午後いち」の意味
「午後いち」は、辞書で以下のように記されています。
ごご‐いち【午後一】 の解説
昼休みが終わって、午後の業務の始まった直後をいう。「—でお電話します」→朝一
出典:『デジタル大辞泉』(小学館)
辞書にある通り、「午後いち」は昼休憩後すぐの時間帯を意味します。よく仕事で「午後いちで対応します」といった表現が使われますが、これは昼の休憩が終わった後、一番に取り掛かるという意味で使われるのです。
つまりこの表現も、「昼下がり」と同様に時間帯はあいまい。
昼休憩が終わる時間は人によって異なるからです。
◇「昼下がり」と「午後いち」の大きな違い
「昼下がり」と「午後いち」が示す時間帯は似ています。しかし大きく違うのは、時間の幅。午後いちは昼休憩後すぐという意味がありますが、昼下がりは昼から夕方になるまでの時間帯を指します。
昼下がりは12~15時を指す人が多い一方で、午後いちは休憩明けすぐの13時や13時過ぎを意味する人が多く、時間の幅が異なる傾向にあるのです。