くらし情報『残酷すぎる結末……。血も涙もない予想外の展開と切ないうそ【君が心をくれたから#10】』

残酷すぎる結末……。血も涙もない予想外の展開と切ないうそ【君が心をくれたから#10】

パティシエの夢に敗れ、地元に戻ってきた頃は「変わりたい」と泣いていたけれど、今や「母子で支え合ってほしい」という祖母の願いまでかなえ、母との関係も修復しました。

全てのきっかけは“奇跡”。五感と心を失うという、夢も希望もない宿命を抱え、残された時間の価値を考え、一瞬一瞬を大切に生きた結果なのでしょう。

雨のようにタイムリミットははっきりとはしていないものの、私たちの時間も有限であることを忘れず今を大切に生きれば、なりたい自分に変われる、という雨からのメッセージなのかもしれません。

■突然立ちはだかる2つの問題

送迎をしてくれている司の車に乗りあとは花火大会に向かうだけ、かと思いきや、事故による渋滞と、突然の大雨。

「会場には間に合うのか?」「花火大会は決行されるのか?」という2つの問題が突如雨の前に立ちはだかりました。しかも、雨が視覚を失うのはあと数時間後。花火大会が延期になってしまっては、もう間に合いません。


「絶対に会場に行く!」という強い決意のもとに、雨は司の車を降り、5キロ以上ある距離を杖が必要な足で会場に向かい始めます。

そこですかさずできる男・司が太陽の妹・春陽(出口夏希)

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