散りばめられた数多の伏線回収! タイトルに隠された真の意味【君が心をくれたから#最終回】
■太陽の夢が全てかなった瞬間
日下と取引を交わし、午前0時に亡くなった太陽は、雨へたくさんのメッセージを残していました。
太陽からの手紙に従い、雨はアレクサ的な機械に思い出の魔法の呪文を唱えると、そこから流れてくるのは太陽からのボイスメッセージ。
本当は聴覚がなくなるはずだったあの日、太陽が伝えようとしていた愛のある言葉がたくさん詰まっていました。出会えた喜び、パティシエの夢をかなえてほしいこと。夢がかなったら雨を降らすから、あの赤い傘をさしてほしい、という新たな約束。ふと雨の腕を見るとあの日太陽にあげたはずの赤いミサンガがついていました。
そして、太陽の父(遠藤憲一)からは、「太陽が作った花火の予備があるから雨に見せるよう頼まれている」のだと、桜祭りのあの日、見ることがかなわなかった赤く大きな傘のような花火も見ることができました。
その花火でにっこりと微笑む雨。自分の花火で雨を笑顔にしたいというもう一つの太陽の夢もかないました。
■全ての伏線が美しく回収されたハッピーエンド
その数年後、パティシエとなり、お店を構える雨の姿がありました。
お店の名前は「Sun & Rain」