【誤用に注意】「伺う」と「窺う」、ビジネスシーンでふさわしいのはどっち?
読み方が同じである「伺う」と「窺う」。みなさんはこの2つの言葉の違いをご存じですか?
ビジネスシーンや公の場で文章を書く機会があるのならば、それぞれの意味をきちんと把握しておきたいもの。
そこで今回は、「伺う」と「窺う」の意味の違いと使い方を解説していきます。自信を持って言葉を使い分けられるように、ぜひ参考にしてください。
■「伺う」と「窺う」の意味
「伺う」と「窺う」のそれぞれの言葉の意味は次の通りです。
◇「伺う」は「質問や訪問をすること」
「伺う」は辞書によると、「質問する」や「訪問する」に近いニュアンスがあります。
うかがう【伺う】
「伺う」とは、「尋ねる・聞く・問う・質問する」もしくは「訪ねる・訪れる・訪問する・相手のもとへ行く」の意味で用いられる謙譲表現である。要するに「たずねる」の謙譲語であり、「尋ねる・訪ねる・訊ねる」のどの意味でも使える。
(出典:『実用日本語表現辞典』)
相手に聞きたいことがある時や、どこかに訪ねる用事がある際に用いることが多いでしょう。
◇「窺う」は「チャンスやタイミングを狙っていること」
一方、「窺う」は相手に対して直接何かをするよりも、自分で何かを見たり判断したりする様子を表します。