今、見直しのチャンス。本当に「投資」したいものを見つけよう
たとえば支出全体を10割としたとき、「消費6割、投資2割、貯金2割」を目安とする考え方もあります。投資にどのくらいあてるかは人それぞれなので、一つの考え方として参考にしてください。
もし投資にあてるお金がなければ、家計を見直し、ムダ遣い(浪費)を減らすことをおすすめします。
ムダを減らすときに意識したいのが、大事なものを残し、そうではないものを削ることです。一見簡単なようですが、いわゆる節約術を使うと、かえって生活の質が下がることがあるので注意が必要です。
■「誰か」ではなく「自分」の基準で選ぶ
節約の対象としてよく挙げられるのが、外食や動画視聴などのサブスク、ゲーム、ネットショッピング、コンビニでの買い物などです。しかし、これらに価値を感じている人もたくさんいます。一括りにムダだと決めつけることはできないわけです。
仕事の帰りに買うコンビニスイーツで一日を幸せに締めくくれるなら、罪悪感をおぼえる必要はありません。スマホゲームがほどよいストレス解消になっているなら、ゲームへの課金を減らさないほうが生活の質を保てます。「ここまで」と上限を決めて、お金や時間を使えばよいのです。
一方で、付き合いでなんとなく行く飲み会や、店員さんに勧められたものの心が動かない服に使うお金は減らしてもいいかもしれません。