パリの新たな美術館「ブルス ドゥ コメルス」って知ってる? 安藤忠雄による内装にも注目【From cities 世界の都市に憧れて vol.11】
固定観念への示唆、人種問題警告がテーマとなっている。
回廊の24か所の縦型ウィンドウには、フランス人アーティスト、ベルトラン・ラヴィエによる日常的な工業製品を使ったユーモラスなレディメイド作品の数々。
(※写真右の作品、実物にはぼかしはない)
2階は写真展示室
左側の2段に並んだモノクロ作品は、アメリカのアーティスト兼写真家、ルイーズ・ローラーの作品。全く同じ使い捨てカップの写真が94枚並べられており、各写真の下には、エイズ救済資金援助を阻止する改正案に賛成した上院議員の名前が記されている。
作品を鑑賞するティーンエージャー達
3階は、“人物”が共通項の絵と彫刻の展示室。数々の作品からは、静寂さの中にどこか不穏な空気が漂う。
また、館内のギャラリーコーナー以外にも、注目すべきアート作品が展示されている。
壁から覗く、チャーミングなネズミのオブジェを発見。こちらはイギリスの現代美術家、ライアン・ガンダーによる作品で、常設展示となっている。一通り美術館の作品鑑賞を終え、ブックコーナーへ向かう手前のエレベーターホールの足元にさりげなく展示されているの、ぜひ、見つけてみて。
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