2015年6月23日 21:30
コシノジュンコ、幼少期からの確固たる信念語る「誰かの真似は意味がない」
ファッションも日常に溶け込んだ物語の入り口になるような気がしました」と今回のきっかけを振り返る。
また、NHKのドキュメンタリー番組をきっかけに注目を集めている、コンゴ共和国の“オシャレ命”の紳士集団「サプール」の影響もあったという。
「ドキュメンタリーの中で、『サプール』の方々がこんな風に言ってたんです。『昔はケンカばかりしていたけど、今はケンカはしない。なぜなら、服が汚れてしまうから』と。当たり前なんですけど、諍いってそういう所から無くなっていくのかなと思いました。オシャレをすることは、一番戦争から遠いものなんじゃないかと思います」と反戦のメッセージも込められていると、最新作の根幹となる部分をチラと明かした。
この日、登壇者が立つ舞台上には、コシノさんが手掛けたコレクションも展示された。
その前に立った、コシノさんは司会者からコラボの感想を求められると「こういうことをやったことがないので、全く分かりません」とバッサリ。
しかし、「(自身とリアル脱出ゲームとのコラボは)何かドキドキ感があって、どうなるのかと期待しております。ファッションといっても、一般に売られているものではなくて、ここに並んでいるものはキューバなどでファッションショーをやった時のものだったり、フィナーレで使ったものだったり、中には、有名なお客様がお求めになったものと同じものもあるので、恐らく普段、近くで見ることのない特別なものを持ってきています」