くらし情報『【パリレポート】LVMHベルナール・アルノーが個人の出資で甦らせた老舗メゾン「モワナ」を訪ねて』

2013年4月4日 12:00

【パリレポート】LVMHベルナール・アルノーが個人の出資で甦らせた老舗メゾン「モワナ」を訪ねて

一つひとつ手で打ち込まれたスタッズや、1920年代にハンドペイントで描かれたモノグラム模様が、当時の高い職人技術を示す。ピクニックに行くための自転車用トランクや、シワが寄らないように工夫された船旅用のトランクなど、すべて顧客のライフスタイルに合わせてオーダーメイドで作られている。

更にアトリエも併設され、ネールがプロトタイプを開発中。その隣では、エコール・デ・ボザール(パリの美術学校)出身のアーティストの女性が、バッグにイニシャルを入れる作業を行っていた。

現在はパリの旗艦店のみでの展開だが、「顧客の3割が日本人なので、日本への進出もぜひ考えたい」とダヴァン氏。

また先日、「ナウネス(NOWNESS)」のメアリー・クラルテ(Mary Clerte)がディレクションする、モワナ初のイメージフィルムが公開された。主役はジャンヌ・ダマ(Jeanne Damas)が務め、1925年のパリ万国博覧会で賞をとったアールデコの傑作と称されるアーカイブのトランクが登場。老舗ブランドのアイデンティティーをフレッシュなイメージで表現し、新たなファン層の獲得を狙っていく。
「MOYNAT」の2階はメンズのフロア

「MOYNAT」の2階はメンズのフロア

サントノーレ通り348番地「MOYNAT」のショップ

サントノーレ通り348番地「MOYNAT」


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