世界の才能が集まるコンペ「ITS」でファッションの“豊かさ”を再確認!伊勢丹バイヤー現地レポート【Report】
他にも、出演者同士でコミュニケーションが取りやすいよう、会期中はみんなでランチビュッフェを囲むなどの配慮がなされていて、会場内はピリピリした印象はなく、みんなとても打ち解けたムードでしたね。それから、ゲスト(ファッションジャーナリストやブランドのデザイナー、スポンサー企業など)に対しても運営側の工夫は徹底されていて、ゲスト向けのITS観覧ツアーが完備され、すべてサイトから予約ができる点もすごいと思いました。専用アプリをダウンロードすると宿泊先や食事の案内、展示スケジュールまでが一目で確認できるなど、とてもスマートで分かりやすい工夫が凝らされているのです。また、ITSの事務局には歴代の受賞作品が保管されているので私もアーカイブツアーに参加し、ITSのコンセプトや歴史について理解を深めることができました。歴代ITS受賞作品が見られるアーカイブツアーに参加■世界中から集まった才能と出会えたITSでの3日間世界中から集まった40人ほどのファイナリストたちの作品は、どれも本当に素晴らしかったです。粒ぞろいで個々のレベルが高く、作り、素材感、センスなど様々な要素をバランスよく備えていて、いわゆる新人っぽい粗削り感はありませんでしたね。