2017年9月17日 19:30
時代のムードとマッチする、ウクライナの“明と暗”【ウクライナファッションウィーク2/2】
コレクションには人を寄せ付けないどこか暗く重々しい雰囲気が漂うが、その魅力に引かれるファンは多い。歴史や文化から影響されて磨かれていくユリア・イエンフィムチュックの美学が、時勢とともにどのように変化していくのか、今後も見続けたい。
レイク・スタジオ(Lake Studio)
女性デザイナーデュオ、アナスタシア・リアボコン(Anastasia Riabokon)とオレーシャ・コノノヴァ(Olesya Kononova)が手がけるレイク・スタジオは自然界からインスパイアされたコレクションを展開する。上質なシルク素材とシャーベットトーンによって、淡く軽快なリラックスした大人の女性像を描く。今季は海と水にフォーカスし、ゆるやかな波のようなボリュームやシルエットをコレクションピースに与えた。海の宝石、サンゴのプリントがドレスの上で泳ぎ、その場が優しい空気に包まれているようだった。
ジーン・グリッツフェルト(Jean Gritsfeldt)
ストリートラグジュアリーを提唱するジーン・グリッツフェルトは、メンズ・ウィメンズを展開するブランド。過去にはボクシングリング上やサーカス会場でショーを開催し、そのエンターテイメント性の高さも評価されている。