2018年2月3日 18:00
「世界中のカルチャーやモチーフをミックスした“ニュートライブ”が今の気分」アンドレアス・メルボスタッド(ディーゼル ブラック ゴールド)【インタビュー】
キルティングピースはエスキモーのスピリチュアルな要素を取り入れている。このニットはノルウェーっぽいよね。
Q:ヒッピーテイストのアイテムも気になりました。
A:デニムに施した刺繍はシリアやパレスチナの民族衣装からのパターン。レザーのステッチやスタッズはネイティブ・アメリカンやメキシコのアルチザンのテクニックを使用し、バッグやシューズ、アクセサリーにもフリンジやバックルなど民族衣装からの引用は数多く使っている。
Q:使っているファブリックはそれぞれの国のオリジナルの素材?
A:必ずしもオリジナルではないけれど、このペルーの伝統的なモチーフを使ったニットはアルパカだね。シリアやパキスタンの刺繍のモチーフを、コットンキャンバスやスウェード、デニム、シャンブレーなどの素材に装飾することで、新しいイメージを与えることを考えた。
Q:ハイテク素材は使っていますか?
A:ファブリックは基本的に、デニムやシャンブレーといった昔からある素材が中心。ナバホ柄のブランケットやイカットジャカードなど特別なファブリックを使っている。いずれにしても今シーズンはナチュラルな素材が多く、テクニカルな素材を意識したとは言えないだろうね。