5年ぶりの開催、「デザインあ展 in TOKYO」がお台場でついに始まった! 【レポート】
「観察の部屋」
次の「体感の部屋」は小山田圭吾によるテーマ曲など、番組オリジナルソングや音楽とシンクロする映像が、展示室の四方の壁面一杯に映し出され、360°取り囲む映像と音でデザインを体感することができる。
最後の「概念の部屋」は、空間、時間、仕組みの3つのテーマで構成されている。歯車を装着することで、歯車になって音を鳴らす作品や、明かりの量、色温度を操作して、空間の印象が変わる様子を体験する作品など、体験型の作品なども用意されていて、遊びながら、場、時の流れ、人の動きを、どのようにデザインを通して感じているのかを観察することができるようになっている。
総合ディレクターの佐藤卓は「すべての人にデザインを考えてもらうきっかけになれば嬉しいし、身近なところにデザインが潜んでいることに気づいてほしい」と挨拶。映像ディレクターの中村勇吾は「詳しい説明や作品の見方が書いているものはほとんどない展示会。子供たちや見る人が自由に見て、感じてほしい」と話した。
また、日本科学未来館展示企画開発課内田まほろ課長は今回の開催について「この展覧会が科学に興味がある人がデザインに興味を持ち、デザインに興味がある人が科学技術に興味を持つなど、相互の理解が深まり未来を創る力になれば」