フェンディ一族が始めた社会貢献「カルミナ・カンプス」【INTERVIEW】
例えば、自動車ブランド「BMWミニ」とのコラボレーションでは、自動車のクラッシュテストに使われ、廃棄される車の部品を使って、バッグをつくりました。車のハンドルがバッグの持ち手になったり、バックミラーを転用したり。バッグの製作費用はBMW社が持ち、バッグの収益金はすべてアフリカに寄付しました。
――農業を続けつつ、ファッションの世界に復帰したことについて、どのような心境でしょう。
私にとっては、羊を飼いチーズをつくることと、素材を集めてバッグをつくることは、同じように自然なことに感じます。自分のための時間を持ちたいと思って、ファッションを離れたのに、今はまた忙しくなってしまいました(笑)。けれども、好きなことで忙しい今は、とても幸せなのです。
ドーバー ストリート マーケット ギンザ6階でフィーチャーされているカルミナ・カンプス
TシャツはDSMG限定のハイク(HYKE)のもの。プリントが自身の農場のようで気に入ったという">イラリア・ヴェントゥリーニ・フェンディ氏。TシャツはDSMG限定のハイク(HYKE)のもの。プリントが自身の農場のようで気に入ったという
カルミナ・カンプス「メイド・イン・アフリカ」ライン。外装はテント用キャンバス地、内装は伝統生地「カンガ」で作られる
イラリア・ヴェントゥリーニ・フェンディ氏
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