映画「甦る三大テノール 永遠の歌声」世界中の音楽ファンを魅了するミュージック・ドキュメンタリー
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予告映像では、1990年7月イタリア・ローマ・カラカラ浴場で、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、 ホセ・カレーラスの3人が三大テノールとして、初めて一緒の舞台に立ち、来場した観客から万雷の拍手と 声援を受けるコンサートシーンから始まる。
「ホセの白血病からの復活を祝いたかった」とパヴァロッティが語るように、もともとはワールドカップの開催とホセ・カレーラスの白血病からの復活を祝うために企画された本コンサート。しかし、偉大な3人の歌手による化学反応は誰の想像の域も遥かに超えた観客の熱狂を呼び、鳴り止まぬアンコールへの要求に応えるために舞台上の3人自ら打ち合わせて、ぶっつけ本番でパヴァロッティの代表曲である「オ・ソレ・ミオ」をロングトーンで披露、続いてドミンゴとカレーラスの 2人で即興のハーモニーを歌い上げる。
他、本コンサートが大成功を収めた後、三大テノールが世界を席巻、ロサンゼルス、ウエンブリー、横浜を巡る様子や「真面目にリハをしなかった」という陽気な3人のためにスタッフが「彼らが覚えられるように我々が歌って録音した」という裏話も明かされるなど、三大テノールたちの初めての競演から30年「クラシック界の歴史を塗り替えた」