ハリス副大統領、オバマ夫人着用で話題、NYのパターン職人大丸製作所2のオーバーコートが六本木でポップアップ開催
会場では大丸氏も自ら接客を行った。
「今年8月に西麻布で展示会と受注会を行った際に前回の5倍のオーダーが入り、その要望を肌で感じた。お客さんからもどこで手に入るのか分からなかったと言われ、新型コロナの影響でNYやパリに比べ、比較的平常が保たれている東京で今回、過去最大のポップアップを決めた」と大丸氏。
オーニングという日本では馴染みの無いNYの街を象徴する店舗用素材をパタンナーならではの視点によって、プロダクトを”展開”したまさに“オーバーコート”。「オートクチュールと違い、僕たちの仕事であるプレタポルテは型紙さえあれば何千枚でもまったく同じモノが作れることが重要。16歳でこの仕事に就いて以来、立体物は頭で展開図にして考える癖がついてしまっている」と大丸氏が言うように会場には、パターンで製作された女神像のアートピースなど、職人ブランドとしてのもの作りのバックグラウンドを提示する展示も行われている。
ミシェル・オバマ大統領夫人、カマラ・ハリス上院議員の仕事に関して「高級服のパターンがこれまで白人女性の体型に合わせて作られてきたという背景もあって、身体に添うデザイン、パターンにも社会的変化に応じた進化が求められている時代。