【ファッション再生】“貢献するファッションを作りたい”イエリ社長×兼松繊維社長3/3
それをやったのがZARA。これの日本版を作る。原反を抱えているのはどこの企業も同じ。それを60歳以上の営業面では海千山千の方々に一つのチームになってそういう余った素材を買いにいってもらう。それを製品にする。そういうのも面白くないですか。
O:半分くらい本気で昔から話していたことがあって、60歳以下の人は入れない会社をつくろうと(笑)。条件として、50万か100万かを出資金として出してもらう。
給与は一律15万か20万。アパレル業界のプロ達がリタイアしてからそんな会社を作れば面白いと思うのですが。だって、60歳、70歳以上の人のファッションって誰が本気になって考えられますか?自分達自身でしょう。今まで話してきたリサイクル、リユースの事業はまだまだ解決しなければならないことが山ほどあるのですが、いずれにしてもあまり経費を掛けている場合じゃあないということも含め、発想として“あり”だと思っています。
別の観点からもう一つ言わせてもらうと、日本のアパレル市場全体の上代での売り上げは8から9兆円と言われており、例えばその売り値に1%オンさせてもらい、それを衣料品のリサイクルの原資、例えばリサイクルする機械の開発費に充当したり、もしくは先ほど手塚さんの話にも有った太陽光発電の補助金のような仕組みと同じように衣料品のリサイクルにプールする。