【廣森知恵子/生き方】美容を通して皆を元気と笑顔を届けるビューティープロデューサー
結果が良くても、悪くても時間は平等に訪れる。精一杯努力して、どうしても出来ないという時にくよくよしないのが大事。
もう一つ、何か嫌なことがあったら「きっと今日が1番嫌な日だ、明日はもう少しいいぞ」と思うようにして、帰り際に一つ良いことをしていくんです。会社の洗面台がちょっと汚れていたら、ペーパーで拭くとか、本当にちょっとしたことですが、自分の中のマイナスのことをプラスにして、嫌なことがあっても険しい顔を見せず、なるべく笑顔でいたい、と思っています。多分、これも母の影響ですね。「女の子はぶすっとしていても可愛くないから、にこにこしていなさい」といつも母に言われていましたもの。
--病院や福祉施設でのメイクを通じたボランティアなど、活動の幅も広げておられますね。
13年前に一度入院したことがきっかけでした。
周りには大きな病を抱えている方も多く、やはりどうしても気持ちが暗くなってしまって。その経験から、何か私が出来ることってないかしら、と思うようになりました。そこで患者さんにメイクをして差し上げたら、皆さんの顔がぱっと明るくなったんです。介護施設での活動も同じようなことがきっかけです。自分だって必ずお世話になる場所だからと思いメイクのボランティアを始めたら、とても喜んでいただけました。