くらし情報『立体的な花の洪水、エキセントリックフェミニン【ロンドンウィメンズ2日目】』

2014年11月26日 19:30

立体的な花の洪水、エキセントリックフェミニン【ロンドンウィメンズ2日目】

ただし、ドレスにはアシンメトリー気味なレザーのコルセットトップが乗せられ、ニットには前身頃だけ、キャミソールがくっついている。コートのボタンは巨大で中心に向かってサイズがグラデーションを描く。幅広ブリムのサンハットは真っ黒なレザーで作られ、肘の下まであるくしゅくしゅの黒いレザー手袋と合わせられる。マリン風のパンツは、通常ならフロントにある2列のボタンによる開きがヒップ部分に付けられ、座ったらボタンがお尻に食い込みそうだ。「クロスジェンダー」を標榜し、一風変わった服を作ってきたアンダーソンならではの、エレガントなフェミニンさへのパロディとも受け取れる。

80年代ニューヨークのスタイルをインスピレーションに、スポーツ風味を取り入れつつ陽性のセクシーさを打ち出したのは「シブリング(SIBLING)」。透ける素材で作ったジャケットは肩を過剰に強調し、ニットには80年代のマドンナ風ポートレートが乗る。シャツやドレスの前立て部分にはたっぷりのフリル。
シグネチャーのニットウエアでは、輪ゴムやラフィアを編んでみたり、立体的なクロシェを用いたりと、テクニック的な冒険をしつつ、ティアードフリルのロングドレスや素肌が透けるセクシードレスを見せた。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.