“女性の背中がインスピレーション”舘鼻則孝の靴が美しい理由
“女性の背中がインスピレーション”舘鼻則孝の靴が美しい理由
クリエーションの喜びについて「ものづくりは閉塞感があって好きではない。それでも続けられるのは成し遂げた後の開放感と作品を受け取ったお客さんの笑顔があるから」と語る、アーティストの舘鼻則孝。世の中にインパクトを与え、注目を集め続ける彼の類まれなる創造性の礎となるものはいったい何なのか。舘鼻氏の代名詞と言える、狂暴かつ甘美な曲線のシューズはどこから生まれるのか。創作の裏側をのぞきたいという“下心”から、舘鼻則孝氏にアンケートインタビューを行った。
――創作に必要なものは?
クリエーションに必要なものは、まず「誰の為に作るか」ということ。そのクライアントにエロスを感じ、表現する必要がある。形は重要ではない。
大切なのは見えない部分で感じさせること。作品制作は表現するための手段でしかないので、常に優先順序が高いのは「何を作るか」ではなく、「誰に作るか」です。
――エロスを感じさせる人(アイコン)はいますか?
ソフィア・ローレン。
――作品にエロスを感じるアーティスト・クリエーターがいたら、教えてください。
トレイシー・エミン、ソフィ・カルですね。