乾杯のシャンパーニュで相手の心をつかむテクニック【ワインエキスパート瀬川あずさの特別レッスン3/3】
、白ブドウだけ使うものを「ブラン・ド・ブラン(Blanc de Clanc)」と呼び、また黒ブドウと白ブドウとの混合のものもあります。
ソムリエには、重めが好きなのかさっぱりめが好きなのかゲストのお好みを伝えるだけでも十分ですが、ブドウの種類やランクを理解しておくと、お店が選んだシャンパーニュがどういう特徴かをつかむことができ、食事の席の話題づくりにもなりますよ。
■ホスト・テイスティングは堂々と
緊張する方もいらっしゃると思いますが、ホスト・テイスティングを断るのは、あまりおすすめしません。ホストとしてのマナーであり、シャンパーニュをみんなで楽しむための大切な儀式でもあるので、堂々と行うようにしましょう。
まずはソムリエがボトルを見せてくれるので、生産者の表示などが、頼んだものと異なっていないか確認しましょう。グラスに注いでもらったら、口にする前に香りを確かめます。シャンパーニュの場合、泡が香りを運んでくれるので、グラスをしっかり回す必要はありません。その後、味が劣化していないかどうかを確かめ、ボトルの見た目、香り、味わいともに問題なければ、ソムリエに「美味しいです」と一言お礼を言って、全員に注いでもらいましょう。