フェンディ「ハンド・イン・ハンド」展が表参道で、伝統工芸技術を駆使した「バゲット」バッグなど一堂に
を目にすることができる。
世界2番目の巡回先となる東京会場では、日本の伝統的な手仕事とともに作られた「バゲット」も紹介。タッグを組んだのは、栃木の「にしかた染織工房」4代目である西形彩(にしかた あや)だ。伝統的な染織技術を受け継ぎつつ、独自の色彩表現を追求する西形は、色彩が鮮やかなコントラストとグラデーションを織りなす綴れ織りで「バゲット」をアレンジ。ランダムな膨らみのあるウール糸を色鮮やかに染め、手織りで丁寧に織りあげることで、複雑な色彩模様を持つ「バゲット」を完成させた。会場では、バッグのみならず、織り機や素材もあわせて展示している。
アーティストなどが「ピーカブー」を再解釈
「ハンド・イン・ハンド」展で着目するもうひとつのアイコンバッグが、2008年にシルヴィア・フェンディがデザインし、2009年春夏ウィメンズコレクションで発表された「ピーカブー」だ。本展では、世界中のアーティストやデザイナーなどが独自のアレンジを施した「ピーカブー」を紹介している。
ローマに続いて開催される東京会場では、3人の日本人作家、現代アーティストの山口歴(やまぐち めぐる)や高木耕一郎(たかぎ こういちろう)