くらし情報『展覧会「虫めづる日本の人々」サントリー美術館で - “虫”にまつわる絵画や工芸品などを展示』

2023年4月17日 11:40

展覧会「虫めづる日本の人々」サントリー美術館で - “虫”にまつわる絵画や工芸品などを展示

展覧会「虫めづる日本の人々」サントリー美術館で - “虫”にまつわる絵画や工芸品などを展示

展覧会「虫めづる日本の人々」が東京・六本木のサントリー美術館にて、2023年7月22日(土)から9月18日(月・祝)まで開催される。

虫にまつわる作品が一堂に
古来より日本美術では、草木花鳥に重きが置かれてきたものの、虫もまた重要なモチーフであった。現代において昆虫に分類されるものだけでなく、蜘蛛、蛙、蛇なども虫として親しまれ、物語や和歌、様々な美術作品に登場している。中でも、源氏絵や伊勢絵などを見ると、蛍や鳴き声が美しい鈴虫などが愛好されていたことが分かる。さらに草花や虫を描き吉祥を表す草虫図が中国からもたらされ、中世から長きにわたり日本で珍重された。

江戸時代に入ると、本草学の進展や古典学習、俳諧などの文芸の発達により、草虫図の範疇には収まらない多彩な虫の絵が生み出される。江戸時代中期以降は、虫聴や蛍狩が娯楽として市井の人々に広まり、その風習は今日にまで受け継がれている。

そんな虫を愛でる日本独特の文化は、大衆化が進んだ江戸時代をピークのひとつとして捉えられるだろう。
展覧会「虫めづる日本の人々」では、江戸時代を中心に中世や近現代の「虫めづる日本の人々」の様相に触れつつ、虫と人との親密な関係を再考。

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