くらし情報『映画『青いカフタンの仕立て屋』モロッコ伝統衣装を仕立てる夫婦の愛と決断、監督はマリヤム・トゥザニ』

2023年4月22日 08:00

映画『青いカフタンの仕立て屋』モロッコ伝統衣装を仕立てる夫婦の愛と決断、監督はマリヤム・トゥザニ

モロッコのセンシティブな問題を映し出した『青いカフタンの仕立て屋』は、2022年カンヌ国際映画祭「ある視点部門」に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞。さらに、2023年米アカデミー賞モロッコ代表として国際長編映画賞のショートリスト(最終候補15本)にも選出されるなど、多方面から高く評価されている。

モロッコの美しい伝統工芸&日常的な風景が劇中に
劇中では、伝統を守る仕立て職人の指先にフォーカスし、色とりどりの滑らかなシルク地に刺繍する繊細な手仕事をクローズアップ。一針、一針、想いを込めながらドレスを紡いでいく、モロッコの伝統工芸の美しさを目にすることができる。

また、コーランが響く旧市街、新鮮なタンジェリンが並ぶ市場、大衆浴場(ハマム)、男たちがミントティーを楽しむカフェといったモロッコの日常的な風景にも注目だ。

ミナ…ルブナ・アザバル

夫のハリムとともにカフタンドレスの仕立て屋を営む。接客担当として職人の夫を支えてきたが、病により余命わずかに。夫を1人残すことが気がかりだったが、ハリムの美意識に共鳴するユーセフに対し、嫉妬心をいだく。
最期の瞬間まで夫に愛と勇気を捧げる。

ミナを演じるのは『モロッコ、彼女たちの朝』で、最愛の夫の死に沈むアブラを演じたルブナ・アザバル。

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