表参道「エスパス ルイ・ヴィトン東京」にてピエール・ユイグの展覧会 -映像で誘われる視覚・聴覚の旅
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)表参道店にあるアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン東京」にて、『ピエール・ユイグ - アンティルド ホスト(Pierre Huyghe - Untilled Host)』展が開催される。会期は2016年6月25日(土)から2017年1月9日(月・祝)まで。
現代アート作品の所蔵と展覧会の主催を行う芸術機関であるフォンダシオン ルイ・ヴィトン。今回はその所蔵コレクションの中から、1962年にパリで生まれ、現在ニューヨークを拠点に活動しているアーティスト、ピエール・ユイグによる2つの映像作品が紹介される。
一つ目の作品『The Host and the Cloud』(2009-2010)は、パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンにもほど近いところにある閉鎖された博物館において、1年をかけて撮影された作品。役者たちのグループ仮想的な状況でロールプレイを行うが、彼らの役割や行動は様々な状況や、断片的な物語に出会うことによって変化していく。ユイグがあえてコントロールしないストーリーを、架空の人物が演じる様子は、不在の主体の心を巡る旅のよう。