M・ナイト・シャマラン監督の映画『スプリット』多重人格者を演じたジェームス・マカヴォイにインタビュー
主人公のケヴィンは多くの人格を持つという設定で、挑戦しがいのあるキャラクターだったと思います。キャラクターを作り込む際にシャマラン監督からのリクエストはありましたか?
監督からは、ヘドウィグという男の子を演じる時はちょっと話し方を舌足らずにして欲しいと言われたので、それは自分が演じるとき非常に役立ちました。また、撮影前1週間ぐらい話し合い、それ以外でもSkypeやfacebookでやり取りをして、監督と自分でお互いに意見を出し合う共同作業を行いました。その中で融合されていったものを演技に持ち込むことができましたね。
監督も、脚本も素晴らしい環境で、目指している部分がとても高かったので大変はありましたが、良い意味での挑戦になりました。
マカヴォイさん自身がキャラクターに肉付けしたアイデアがあったら教えてください。
自分自身が肉付けをしたキャラクターとしてはヘドウィグと、女性のパトリシアです。ヘドウィグにいたずらっ子っぽい側面を加えたり、パトリシアに宗教的な印象や、頑なさ、変態さを入れたりしました。
シャマラン監督作品の魅力はどんなところにあるでしょうか?
彼の作品の魅力は、奇妙さを持つところ、どこか変わった作品であることだと思っています。