2017年8月10日 19:10
ラフ シモンズ2018年春夏コレクション - オリエンタルとトラッドで表現するストリートスタイル
ラフ シモンズ(RAF SIMONS)の2018年春夏メンズコレクションが発表された。
会場となったのは、ニューヨークのイーストブロードウェイ75に位置するチャイナタウンの中心。場所と連動するように、ワードローブにもどこかオリエンタルな雰囲気が漂うコレクションだ。地面は雨に降られたように濡れており、モデルたちは傘をさして歩いている。
雨や外気から身を守るように、コートを主役にしたルックが目立つ。濡れた地面のように光沢のあるコーティングが施されたレインコートタイプのコートや、ディテールにトレンチコートの特徴を取り入れたコート、スタンドカラーのコートなど、型のバリエーションは様々。しかし、いずれもアームとショルダーにゆとりがあり、裾に向かって若干テーパードしたシルエットだ。
また、今季はウールの国際的なオーソリティーである「ザ・ウールマーク・カンパニー」とコラボレーションしたことにより、ウールを使用したアイテムもふんだんに披露された。
中でも特徴的なアイテムは、襟ぐりを肩から落ちるほど広くデザインした、オーバーサイズニットだ。この肉厚なニットの下からはチェック柄のシャツが顔を出し、意表をつくシルエットデザインに意味を持たせる。