くらし情報『企画展「塩田千春展:魂がふるえる」を森美術館で - ”糸”のアーティストの過去最大規模の個展』

2018年9月10日 10:45

企画展「塩田千春展:魂がふるえる」を森美術館で - ”糸”のアーティストの過去最大規模の個展

まるで大海に浮かぶ小舟のように高さ11メートルの天井から吊るされた約100艘の舟が、先の見えない未来や人生苗度を連想させる。

不確かな旅
最初のインスタレーション「不確かな旅」では、フレームだけの舟と真っ赤な糸が張り巡らされた空間が広がる。赤い色は、血液や赤い糸など、人と人とのつながりを考えることもできると語る塩田。本作品は、不確かな旅の先にある多くの出会いを示唆しているかのようだ。

集積―目的地を求めて
展覧会のラストを飾るのは、約400個のスーツケースが振動し続ける作品「集積―目的地を求めて」。制作のきっかけは、ベルリンで見つけたスーツケースの中に入っていた過去の新聞。スーツケースは、見知らぬ人の記憶や移住、難民として定住先を求める旅など、人々の人生そのものを示しているようにも感じられる。

ギンザ シックスでもインスタレーション展示
塩田千春の作品は、2月より一足先にギンザ シックスでも展開される。
展示されるのは、「6つの船」をテーマにした新作インスタレーション。鉄枠、フェルト、ロープの素材で作られた全長5メートルの6隻の船が、空間全体に張り巡らせた無数の白い糸によって吊り下げられている。

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