くらし情報『千葉・DIC川村記念美術館「ふたつのまどか」展、5人の現代作家×トゥオンブリーなど所蔵作品とのコラボ』

2020年1月30日 10:35

千葉・DIC川村記念美術館「ふたつのまどか」展、5人の現代作家×トゥオンブリーなど所蔵作品とのコラボ

同作が、置かれる場の光と空間を反映し、空間そのものを認識する装置として機能しうる点に着目した杉戸は、壁状の作品で正方形の展示空間を分断することで明暗を分け、繊細な輝きを放つ絵画《Untitled》などの新作を紹介することで、光への意識を促す。

野口里佳 × ジョアン・ミロ
俯瞰的な視点と、細部への繊細なまなざしを有する写真を手掛ける野口里佳は、浮遊感のある形態を描いたジョアン・ミロの作品を参照。ピラミッドのような三角錐とともに、宙に舞う葉や鳥を描いた《コンポジション》に着想を得て、「飛ぶもの」と「宇宙と交信する木」をテーマにした新作を展示する。

福田尚代 × ジョゼフ・コーネル
本や文房具に細やかに施した彫刻や、コラージュを制作する作家・福田尚代は、古い葉書から剥がした切手を文庫本に貼り付けた新作《ラ・シャット・エマイヨールへの手紙》などを展示。書物や切手などを集め、コラージュなどを手掛けたジョゼフ・コーネルとの響き合いを楽しめるだろう。

渡辺信子 × エルズワース・ケリー
渡辺信子は、絵画の材料である木枠と布を組み合わせた立体作品を手掛けてきた。本展では、渡辺が敬愛するアメリカの画家エルズワース・ケリーとコラボレーション。

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