2020年12月28日 12:35
ザ・リラクスがオーダーメイド開始、象徴的な“モッズコート”をカスタマイズ
その点、このオーダーメイドシステムは、工場の負担を極端に増やさずともコツコツと着実にものづくりをしていくことができる。新しい生産スタイルとしてぴったりなのではないかと考えたのです。
今後カスタマイズができるラインナップは増やしていく予定ですか?
倉橋:まず、選べるカラーバリエーションは今後増やしていく予定です。アイテムラインナップに関しては定番アイテムから増やしていきたいとは考えていますが、工場とも連携していかなければならないことなので、様子を見つつ幅を広げていけたらいいな、と思います。また、ラインナップを増やしていくだけではなく、今後はザ・リラクスの商品を取り扱って頂いている卸先様との取り組みなどもしていきたいと考えています。オーダーメイドシステムを導入しようと思ったきっかけは?
倉橋:ザ・リラクスを立ち上げるよりも前に遡って、2002年頃から構想はしていました。当時、大学で情報を専攻していたこともあり、元々デジタルとファッションの在り方に興味がありました。移り変わっていくファッションの消費サイクルを眺めながら、“既製服を売る”という方法の他に何かできることはないかと考えていたのです。