2021年8月21日 19:40
シュタイン 2021-22年秋冬コレクション、静けさに包まれた構築的な服たち
また、完全新作のダブルボタンのコートは、フロントに2列でボタンを配することでシルエットの変化を可能にした。
2018-19年秋冬コレクションで制作したノーカラーのボアジャケットや、リバーシブル仕様のムートンジャケットも注目すべきアウター類。本革を使ったブランド初のリバーシブルムートンジャケットは、珍しいグリーンのライナーが印象的。ブランドイメージと合致する生地選びに時間を掛けたという、デザイナーのこだわりが詰まった一着だ。
ドレスアイテムはシルエットでカジュアルな要素をプラス
ジャケットやスラックスなどのアイテムは、デイリーやカジュアルシーンでの着用を想定した、シュタインらしいゆったりとしたサイズ感で。2021年春夏コレクションから制作しているシングルジャケットは、同コレクションでラインナップするダブルジャケットよりも少し身幅を絞り、僅かに着丈を伸ばして構築。グレーカラーのモデルには軽くて柔らかいカシミヤを素材に採用した。
ベストとジャケットがセットになったコンビネーションジャケットは、何通りの着方も出来るユーティリティなアイテム。
ジャケットのボディにキュプラ素材を使用している点や、目が詰まっていて柔らかい家具用の生地をジャケットの袖やベストに取り入れている点も面白い。