2021年7月9日 16:40
弘前れんが倉庫美術館「りんご前線」展、ウィン・エヴァンスのネオン彫刻や“出会い”から生まれる作品
青森の弘前れんが倉庫美術館では、2021年度 秋冬プログラム「りんご前線─Hirosaki Encounters」を開催。なお、3月13日(日)まで開催予定であったが、臨時休館に伴い閉幕となった。
“りんご”から広がる展覧会の第二部
イギリスを代表する現代アーティスト、ケリス・ウィン・エヴァンスの新作を起点に、二部構成で展開される2021年度の展覧会。第一部の「りんご宇宙─Apple Cycle / Cosmic Seed」に続き、第二部の「りんご前線─Hirosaki Encounters」では、弘前ゆかりのアーティストの作品や、当地との出会いから生まれた作品を紹介する。
6人のアーティストの作品を展示
本展では、ケリス・ウィン・エヴァンスが弘前のりんごとの出会いに着想を得て制作した、巨大なネオン彫刻を第一部から継続して展示。さらに、弘前とさまざまな接点をもつアーティストの作品を、煉瓦倉庫を改修した美術館の展示空間に合わせて展示する。
弘前との接点を展示空間に展開
出品作家は、ウィン・エヴァンスに加え、小林エリカ、斎藤麗、佐野ぬい、塚本悦雄、村上善男ら。小説やマンガ、インスタレーションなどを幅広く手がける小林エリカは、弘前とゆかりの深い祖父や父の足跡を通して、過去や加増区の歴史、弘前での個人的な旅から発展させた展示を展開する。