2022年11月28日 15:00
写真家ソール・ライターの展覧会が渋谷で - モノクロ写真やカラー写真など400点超、色彩感覚にも着目
展覧会「ソール・ライターの原点ニューヨークの色」が、東京・渋谷ヒカリエのヒカリエホールにて、2023年7月8日(土)から8月23日(水)まで開催される。
ソール・ライター、その創作と色彩感覚
ソール・ライターは、1923年アメリカのピッツバーグに生まれた写真家だ。1950〜60年代のニューヨークをモノクロのスナップ写真で捉えるとともに、『ハーパーズ・バザー』のファッション写真を手がけたライターは、のちに「カラー写真のパイオニア」としても活躍。50代で表舞台から姿を消したものの、80代となった2006年、初の写真集『Early Color』を刊行してふたたび注目を集めることになった。
2013年にライターがこの世を去ったとき、その作品の大半は未整理であったものの、翌年よりアーカイブをデータベース化するプロジェクトがスタート、ライターの業績の全貌を詳らかにすることが試みられている。展覧会「ソール・ライターの原点ニューヨークの色」では、新たに発掘された作品による大規模なカラースライド・プロジェクション、未公開のモノクロ写真、そして絵画など400点以上の作品を通して、ライターの創作と色彩感覚に光をあててゆく。