2022年12月24日 15:10
映画『母の聖戦』ダルデンヌ兄弟ら共同製作、メキシコ“誘拐ビジネス”の闇と娘奪還を誓う母親を描く
映画『母の聖戦』では、全編にわたって主人公シエロの視点で物語が展開。リアリスティックな眼差しに貫かれた映像を通じて、観る者を誘拐ビジネスの闇の奥深くへと誘い、この世のものとは思えない理不尽な暴力が渦巻く光景を、没入感いっぱいに表現。娘を誘拐されてしまった母の深い愛情と強い怒りを描くとともに、息をのまずにはいられないセンセーショナルな社会派ドラマを描き出している。
ダルデンヌ兄弟×クリスティアン・ムンジウ×ミシェル・フランコ共同プロデュース
映画『母の聖戦』には、現代のヨーロッパを代表する名匠、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟をはじめ、『4ヶ月、3週と2日』でカンヌ映画祭パルムドールに輝いたクリスティアン・ムンジウ、『或る終焉』で知られるメキシコの俊英ミシェル・フランコが共同プロデューサーとして参加。本作が劇映画デビューとなるテオドラ・アナ・ミハイ監督を迎え、緊張感みなぎるクライム・スリラーを構築した。
主演はアルセリア・ラミレス、娘の奪還を誓う母親に
主人公・シエロを演じるのは、メキシコで活躍する女優、アルセリア・ラミレス。また、メキシコを代表する俳優のアルバロ・ゲレロや、ホルヘ・A・ヒメネスもキャストに名を連ねている。