2021年9月19日 09:20
言葉には『言霊』がある どんな逆風が吹こうとも、たおやかに、しなやかに
「あなたは大丈夫」と言われたら、また頑張れるような気持ちが湧いてくるものです。
言葉は単なるコミュニケーションのツールではない。そこには『心』があり、言葉を交わすというのは心を通わせていることでもあるのです。
言葉に言霊があるということは、その言葉が使われなくなったらその『心』も失われるということです。
新しい言葉、造語ばかりを追っていると、長い歴史の中で日本人が大切に貫いてきた精神性を失いかねません。
例えば「はしたない」という言葉を、若い世代の人たちはどれだけ知っているでしょうか。
私は子供の頃、親からよく「そんなはしたないことはやめなさい」と言われました。「はしたない」とは、慎みがなく、見苦しいという意味です。決して古典の言葉ではありません。「はしたない」という言葉が聞かれなくなったと共に、はしたないことが多くなった気がしています。見苦しさ、みっともないこと。何事も『個人の自由』、見苦しさを選択するのも自由です。
でも、それは大きくいうと日本、日本人を劣化させていることにもつながるのではないか……大袈裟ですが、そんな風にも考えてしまいます。
女性は女性らしく……などと、まったく考えていませんが、「たおやか」