「例えるならば『宝石』です」 プロの占い師から見た『キングカズ』の人生とは
個人成績では4得点をあげて得点王になるなど、高いパフォーマンスを発揮しながらも、チャンスをつかみ切れず、歯がゆい思いをしたのではないでしょうか。
選手としてのポテンシャルの高さを最高の舞台で発揮できず、パワーを持て余す時期だったのだと思われます。
『ニヨンの屈辱』を経験したものの…
また、『FIFAワールドカップフランス1998』では、日本代表初のW杯出場に貢献するも、本線のメンバーからは外されてしまう『ニヨンの屈辱』を経験しました。
しかし筆者は、この時期の三浦選手にとって、ワールドカップのメンバー漏れはプラスに働いたのではないかと思います。
なぜなら、三浦選手にとってこの年は精神的な学びを得るのに絶好のタイミング。
志半ばにしての帰国は、彼に内向的、哲学的な気付きをつかむ時間を与えたはずです。
この経験がなければ、長きに渡るサッカー人生を送るだけの精神力は培われなかったのではないでしょうか。
実際に翌年以降、三浦選手はクロアチアやオーストラリアなど、活躍の舞台を海外に広げることを選んでいます。
辛酸をなめながらも第一線で活躍し続けられたのは、目標を信じて進み続ける『宝石の星』の精神をより高い次元まで昇華できたからだと思うのです。