常温保存で味が落ちる? 意外と知らないクラフトビールと普通のビールの違い
そして地域に根付いている。
全国地ビール醸造者協議会より引用
つまりクラフトビールとは、「広く流通している大手の会社が作るビール以外のビール」となるのです。
スーパーで目にする「よなよなエール」や「水曜日のネコ」、「COEDOビール」などがそれにあたり、各地方で販売されている「地ビール」も同じと考えるとわかりやすいですね。
クラフトビールは「要冷蔵」が多い
クラフトビールと普通のビールの違いがわかったところで、続いては「保管方法」をご紹介します。
クラフトビールの多くの銘柄は、要冷蔵での保管が必須と記載されています。
一方、大手の国産ビールにはこの表記がありません。その理由は、2つの酵母の有無にあります。
酵母とは、ビールの発酵のために使われる微生物のこと。
クラフトビールには酵母が含まれる商品が数多く存在し、クラフトビール独自のフレッシュさや独特の風味、口当たりを生み出します。つまり要冷蔵なのは、酵母が入っているか否かという点で決められることが多いのです。ビールの温度が上がるとビールに含まれる酵母が再び活動し、ビールの味わいを変化させてしまうためだといわれています。
5℃以下でおいしさキープ
物や種類にもよりますが、酵母は10℃以上で活動するため、出荷時の味わいをキープするために5℃以下の要冷蔵に保たなければなりません。