空のペットボトル、水筒代わりにしてもいい? 企業の回答に「知らなかった」

暑い時期はもちろん、1年を通して、水分補給は欠かせません。
外出の際には、自宅で飲み物を準備し、水筒に入れて持っていくという人も多いでしょう。
中には、飲み終わったペットボトルを洗って、水筒として再利用している人もいるかもしれません。
しかし、ペットボトルを水筒の代わりとして使うのは、あまりよくないということをご存じですか。
ペットボトルが再利用に不向きな理由
飲料品などを製造販売する、キリングループのウェブサイトでは、「容器を洗って水筒代わりに使ってもいいか」という質問に対して、このような回答を公開しています。
ペットボトルなどの容器にはキャップがあって持ち運びに便利ですが、使い切り容器として設計しているため、再利用には不向きです。
容器の飲み口部分は小さく、容器の内側には微細な溝や突起があります。このため、洗ったとしても、容器の内側の突起や溝の隅々までブラシやスポンジが届きにくく、洗浄が十分にできません。
よく洗ったと思っても、容器の内側に残ったほんのわずかな飲みものの成分が、目に見えないほど小さい雑菌にとっては“ごちそう”になり、繁殖してしまいます。特にペットボトルは凹凸の多い複雑な形状にデザインされていますので、洗い残しによる雑菌の繁殖リスクがさらに高まります。