捨てるのはもったいない!『あの釜めしの容器』 メーカーおすすめの使い道にビックリ
日本を代表する駅弁といえる『峠の釜めし』。もともとはJR信越本線の横川駅で販売されるローカルな駅弁でしたが、今やその人気は全国規模となっています。
みなさんの中にも「食べたことがある」「おいしかった!」という人は多いでしょう。
『峠の釜めし』は容器が陶器であるという点が非常にユニークです。では、なぜ陶器を使うことになったのでしょうか。
『峠の釜めし』の製造・販売元である、株式会社荻野屋(以下、荻野屋)に取材しました。
『峠の釜めし』を作った人は?
『峠の釜めし』を販売している荻野屋は、創業1885年という超老舗の弁当店です。古くからJR信越本線の横川駅構内で弁当を販売してきました。
荻野屋の話によれば、塩おにぎり2つとたくあん2切れといったシンプルな弁当の販売から始まったそうです。
大ヒット弁当『峠の釜めし』が誕生したのは、1957年のこと。翌1958年には販売が開始されたといいます。
昭和30年代後期頃の『峠の釜めし』
現在に続く名駅弁『峠の釜めし』を創った人は、荻野屋4代目当主の髙見澤みねじさんです。
髙見澤さんは、もともと山梨県から嫁いできた荻野屋当主の嫁でしたが、ご主人に先立たれて4代目となりました。