「なぜ子供も飲める?」「どんな効果が?」 酒蔵が甘酒をすすめる理由とは
甘酒は冬の定番飲料の1つです。寒い時期に開催されるお祭りや初詣で飲んだことがある人もいるでしょう。
甘酒は『酒』と付いていますが、アルコールは含まれているのかどうかが気になったことはありませんか。
本記事は、千葉県茂原市にある酒蔵『カヤマ醸造所』協力のもと、甘酒の種類や効果について紹介します。
甘酒には2種類ある!
『カヤマ醸造所』によると、「日本での甘酒は、米麹(こめこうじ)を発酵させて造ったものと、酒粕(さけかす)を溶かして砂糖を加えて造る2種類があります。米麹から直接造るものはノンアルコールで、酒粕から造るものはアルコールを含みます」とのことです。
そもそも、酒は蒸した米に米麹を混ぜ、そこに酵母を加えてアルコール発酵させて作ります。
その工程の中で、アルコール発酵させてできた『もろみ』を絞り、酒を取り出すのですが、その際の搾りかすが酒粕です。
酒粕にはアルコール分が残っているため、酒粕を用いて作る甘酒にもアルコールが含まれます。酒粕を使った甘酒は、酒粕由来のクセが楽しめるそうです。
※写真はイメージ
一方、米麹を発酵させて作る甘酒は、酵母を加えないためアルコール発酵が起こりません。