「まず湯呑にお湯を注いで…」 京都の茶問屋が教える!苦くならないお茶の淹れ方
4.急須に茶葉を入れる
茶葉の量はティースプーンに軽く山盛り1杯、2~3g程度が1人ぶん。湯呑のサイズが大きければ少し多め、小さければ少なめに調整しましょう。
5.湯呑から急須にお湯を注ぐ
先ほど湯呑に注いでおいたお湯を急須に注ぎます。煎茶の場合、浸出時間は1分前後。急須の中で茶葉がゆったりと開いていきます。
6.お茶を注ぐ
それぞれの湯呑に細く少しずつ、何度も往復しながら注ぎます。これを回し注ぎといい、すべての湯呑に均等な濃さと量のお茶を淹れる方法です。最後の1滴までしっかりと注ぎましょう。
※写真はイメージ
宇治香園の茶師によると、「お茶は茶葉の量、お湯の量、お湯の温度、抽出時間の4つの組み合わせによって、風味のバランスが創り出されます」とのこと。特にお湯の温度は高いと苦みや渋味が強くなり、低いとうま味がしっかり感じられるようになるとのことで、おいしいお茶を淹れるためには重要なポイントです。
急須を扱う時のポイント
続けて、急須を使う時のポイントなども聞きました。
1.お茶を楽しんだ後は、すぐに洗う
注ぎ口から急須内側の茶こしまでの空間に、茶葉がこびり付くのを防ぐためです。