大根の葉、捨てた方がいい? 農協の回答に「早く知りたかった」
大根は、いろいろな料理に使える定番野菜の1つです。縦長で先端に向かって細くなる形状ですが、部位によって含まれている栄養に違いはあるのでしょうか。
『三浦大根』で有名な、三浦市農業協同組合に聞いてみました。
辛み成分の含有量が部位で異なる
三浦市農業協同組合によると、大根の白い部分にはビタミンCのほか、ジアスターゼ、プロテアーゼといった消化酵素、またイソチオシアネートという抗酸化作用のある成分が含まれているとのこと。
これらの栄養素のうち、ビタミンや消化酵素については、どの部位でも含まれている成分は大きく変わらないそうです。
ただし、イソチオシアネートについては部位によって成分量が異なります。
例えば、葉に近い部分はイソチオシアネートが少ないのですが、先端部分には多く含まれているとのこと。
イソチオシアネートは、すりおろすなどして細胞が壊れると酵素と反応し、大根の辛みの元になるアリルイソチオシアネートという物質に変化します。
根元のほうが辛みが少なく、先端は辛みが強いのはこうした理由からです。
※写真はイメージ
大根の葉の部分に含まれる栄養素は?
主に食べられる大根の白い部分と違い、捨てられることが多い大根の葉には、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。