『永谷園のお茶づけ』をよ~く見ると…? 「こんな工夫があったとは!」
日本人のソウルフードともいえる、お茶漬け。ご飯にお茶をかければ、食欲があまりない時でもサラサラと簡単に食べられますよね。
お茶漬けを食べるなら、「永谷園のお茶づけ」という人は多いでしょう。ご飯にぱっぱとかけてお湯を注げば、おいしいお茶漬けができて便利です。
株式会社永谷園(以下、永谷園)の『お茶づけ』シリーズでは、商品によって入っているあられの形が異なるのをご存じでしょうか。そもそも、なぜあられを入れているのかも気になりますよね。
『お茶づけ』シリーズのあられについて、永谷園に取材しました。
『お茶づけ』にあられが入っている理由
まず、あられを入れている理由を永谷園に聞いたところ、このように説明がありました。
あられを入れることで、風味や食感のアクセントをつけています。
永谷園創業者の永谷嘉男(ながたに・よしお)の故郷である京都府宇治市では、かきもち茶づけを食べる習慣があり、それをヒントに、もち米からできたあられを具材として入れることを思いつきました。
現在は包装技術の進化もあり、湿気ってしまうことはありませんが、1952年の発売当初は、偶然にも吸湿剤の役割を果たしていたことも分かっています。