手塚治虫や藤子・F・不二雄らが過ごした『トキワ荘』が復元公開 内装に「胸が熱くなる」
施設の外には、漫画家たちが編集者と連絡を取るために使っていた電話ボックスも復元されています。
実際にトキワ荘に住んでいた漫画家の水野英子さんは、この日、当時の思い出をスピーチしました。
水野さんによると当時、漫画は下等なものとされ「読むと頭が悪くなる」「子供じゃないんだから、もう読むのはやめなさい」といわれることが多く、家族が漫画を描いていたら縁を切られるほどだったのだとか。
そんな中、漫画を愛する人が集まり、漫画の話をしても、とがめられることがないトキワ荘は天国のような場所だったと水野さんは話します。漫画が文化として認められ、『クール・ジャパン』とまでいわれるようになったのは、素晴らしい作品を生み出した漫画家たちの努力のたまものでしょう。
復元されたトキワ壮はネットでまたたく間に話題になり、「胸が熱くなった」「早くこの目で見てみたい」といった声が相次いでいます。
一般公開は同年7月28日からウェブサイトで予約が開始されるとのこと。漫画家たちが暮らしていた場所を訪れてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]