くらし情報『父親の遺骨を原料にした『陶器の魚』 藝大生の作品に反響相次ぐ 「この人にしか作れない」』

父親の遺骨を原料にした『陶器の魚』 藝大生の作品に反響相次ぐ 「この人にしか作れない」

父親の遺骨を原料にした『陶器の魚』 藝大生の作品に反響相次ぐ 「この人にしか作れない」

長崎県では、初盆に死者の魂を『精霊船』と呼ばれる船にのせて弔う、『精霊流し』という行事があります。


父親の遺骨を原料にした『陶器の魚』 藝大生の作品に反響相次ぐ 「この人にしか作れない」

※写真はイメージ

東京藝術大学で陶芸を専攻している、森聖華(@diderot24da)さんは、卒業制作で出身地、長崎の『精霊流し』に着目した作品を作りました。Twitterに投稿したところ、大きな反響を呼んでいます。

森さんが作ったのは『精霊船』のような船。中には陶器で作られた、たくさんの魚たちが乗っています。

父親の遺骨を原料にした『陶器の魚』 藝大生の作品に反響相次ぐ 「この人にしか作れない」
父親の遺骨を原料にした『陶器の魚』 藝大生の作品に反響相次ぐ 「この人にしか作れない」

今にも泳ぎ出しそうなくらい、リアルで生き生きとした魚たち。

真ん中の一番の大きな鯛は、窯で焼成する際に使った釉薬(うわぐすり)に、2020年3月に海難事故で亡くなった、森さんの父親の遺灰が調合されているといいます。

父親の遺骨を原料にした『陶器の魚』 藝大生の作品に反響相次ぐ 「この人にしか作れない」
父親の遺骨を原料にした『陶器の魚』 藝大生の作品に反響相次ぐ 「この人にしか作れない」

遺灰は鯛の赤い色の部分に5g程度、使われているとのこと。

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