2021年7月18日 12:41
心、感受性をオープンに、楽しい!素敵!と素直に感動することの大切さ
忘れられない光景、感動は単に想い出になるだけではなく、感性の発露になり、励ましになり、何かあればその場面を追体験することもできます。
体験を前向きに捉えることで、いつでもフレッシュな気持ちを保つことができるのです。
17歳、高校3年生の5月のある日。朝起きたらとても天気がよくて、海を見たいなあと思いました。そして友達と午後からの授業をさぼって、海を見に行ったのです。
たったそれだけのこと。でも、思ったことをすぐに行動できたこの体験は、とても大切なことを教えてくれたし、行動できたことがとてもうれしかった。
そしてこの5月の海は、これまで見たどんな美しい海よりも輝いているのです。
船の上で満天の星空を見たのも17歳でした。自分もこの果てしない宇宙の一部なのだと思ったら、うれしさがこみ上げてきました。
私たちが生きる時間は、宇宙の時間の中で塵にも満たないような時間です。でも、その人生の中で味わう悲しみは深く、喜びは胸を震わせる。
ずいぶんと大人になってから、あの満天の星空は、生きることの尊さを教えてくれました。
私の歌詞の中には星空が多く登場しますが、胸の奥のスクリーンにこの時の星空を再現しながら書いています。