2021年8月8日 12:29
天然と現実の間で揺れる年頃 その揺れも人生の一部として楽しんで
大学の先輩の「高校は“しんがっこう”だったんだよね」という話に、「え!神様の学校だったんですか?」とボケた上に胸で手を組んだ私に、その場にいた友人たちは一瞬固まっていたのを思い出します。
数日前、レストランでのこと。一人ひとりにメニューのカードが配られました。前菜からデザートまで書いてあるいちばん下に「珈琲または紅茶」とありました。
どんなコースメニューにも書いてあるように。小さな字だったからと言い訳したいのですが、私はこう思ってしまったんですね。
(くれない茶ってなんだろう。紅花のお茶かなあ)
一通りコースをいただき、ウェイターが飲み物のオーダーをとりにきました。
「コーヒーになさいますか?紅茶になさいますか?」
(あ、そっか。紅茶か)
そのとき気づいたんですね、やっと。それも、その日に紅茶を飲んでいるにもかかわらず。気づいたときに大笑いしてしまったのですが、一緒にいた夫の顔が少し引きつっていたのを見逃しませんでした。
そうですよね。ちょっと笑えない。脳の中の連携がどうなっているのだろうと自分が心配になります。
ひとつ、言い訳をするなら、最近ある楽曲のプロジェクトで、日本をテーマにした歌詞を手がけたことがあったと思います。