【最高の家づくり】vol.2 細部まで好みが詰まった家(ニット作家・井上久美子さん邸)
広さ、バルコニー、景色、すべてが理想的だったんです。ヴィンテージマンションは予算オーバーするので、リノベーションによって理想の空間を実現することに。パーケットフローリングの床と、板張りの壁は主人のこだわりです。私がこだわったのは、キッチン。対面キッチンにしたかったのですが、景色を見ながら料理がしたいという気持ちを優先。まるごとリノベーションしました。白、黒、木を中心にヨーロッパテイストに。クオーツストーンの天板は、パンをこねたり、熱いものをそのまま置けたりととても満足しています。
キッチンの水栓は、どうしても〈KOHLER〉がよかったので個人輸入で取り寄せてもらいました。引っ越す前から絶対に欲しいと思っていたパントリーは“見せる収納+隠したい”どちらも叶えられるデザインに。アーチ型のオープンな入り口にすることで、収納場所ではあるけれど生活感が出すぎないので気に入っています」
夫婦揃ってデザイン関係の仕事だったという井上さん。インテリアの趣味はほぼ一緒ということから、リノベーションもとてもスムーズに決めることができたそう。
「細かく決めることがたくさんあるのがリノベーション。夫婦の足並みが揃っていることで、ぶつかることなくとてもラクでした。