【最高の家づくり】vol.3 植物と暮らす家(farver・渡辺安樹子さん邸)
そして毎日、植物を“見てあげること”。植物が発するわずかなサインに気付ける“心の余裕”を持つことは、家族の暮らしをより豊かにしてくれるそう。「娘は生まれたときから、植物がたくさんある環境で育っています。新芽が生えたり花が咲いたら一緒に感動したり、枯れてしまったら一緒に悲しんだり。都会に住んでいても家の植物を通して生命の尊さを伝えられたらいいなと思います。また、植物は子育てで忙しくしている私たち夫婦にとっても、心を落ち着かせてくれる大切な存在です」
木の素材をベースとした落ち着いた住まいには青々とした観葉植物が生い茂り、要所要所には季節の切り花が生けられている。「切り花の水換えと鉢物の水やりは、掃除の流れで行うのが日課です。切り花はリビングテーブルや、キッチンの小窓、洗面所など、あらゆる生活動線に沿って置くことで、こまめに気持ちをリセットできますよ」
玄関の植物たち。
時間によってはあまり日が入らないため、日陰でも耐えられる植物を多めに。
リビングとも馴染むように、キッチンの食器棚上には飾りの要素を。新木場のライフスタイルショップ〈CASICA〉で購入した3つセットの花瓶がアクセントに。