センスのいい家族が暮らす家【vol.5 古きよき住まい・美作天地さん、翔子さん邸】 | HugMug
この気持ちのいい天井と、趣のある梁や屋根の野地板が家づくりの主役でした」(天地さん)
もともと2DKだった間取りは、子どもがのびのび走り回れる仕切りのない1LDKに。リノベーションは、古民家リノベを得意とする建築家・宮田一彦さんにお願いし、ただ古めかしいだけじゃない、モダンで洗練された空間へと生まれ変わった。一方で、前の家から引き継いだという欄間や友人から譲り受けたという障子戸が、どこか懐かしい“実家感”を添えてくれる。「長く使われてきたものが近くにあると、単純ですが心がホッと落ち着きますよね。古いものを大切に使うことは子どもにとってもいい影響を与えてくれていると思います」
この家をリノベーションしたのは、まだ夫婦ふたり暮らしだった頃。今後は息子さんのために家をアップデートしていきたいと話す美作さん夫婦。「自分が子どもだった頃、この家の庭には砂場やブランコがあって、カブトムシの幼虫までいたんです。いつか小さな公園みたいにできたらと計画中です!」(翔子さん)
LIVING
段差に自然と人が集まる、
“小下がり”リビング
〈イサムノグチ〉のペンダントライトがぼんやり灯るリビングは、小下がりのある落ち着く空間。