2018年8月25日 16:00
もはや絶滅危惧種!?修学旅行で一度は見た「郷土玩具」の数々
「かつて多くの家庭には家族の思い出と記憶をとどめるために、玄関や応接間などにおみやげを飾るスペースがありました。しかし、今では居住空間の変化とともに、残念ながら昭和みやげたちの居場所が少なくなってしまいました」
こう語るのは、千葉県・国立歴史民俗博物館に勤務する川村清志さん。現在開催中の企画展示「ニッポンおみやげ博物誌」(9月17日まで)で紹介されている昭和みやげの多くは、誰もが「ウチにもあった!」「修学旅行で買った!」と親しみと懐かしさを感じるものばかり。
戦後、多くの人たちが旅行の記念にこぞって購入するおみやげの代表格が、こけし、だるま、土鈴、アイヌ細工、赤べこなどの「郷土玩具」だった。そんな、今では“いやげ物”なんて言われることもある、昭和の家には必ずあったおみやげの数々を紹介。
■木彫りのクマの置物&ニポポのルーツはスイスに!「アイヌ細工」
’60年代に爆発的に売れた木彫りのクマ。大正時代にスイスのおみやげが影響を与えたとも言われる。男女1対のニポポは、樺太アイヌの魔よけの人形と言われている。
■子どもの病いよけ&魔よけの意味を持つ会津の郷土玩具!「赤べこ」